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<新曲CDについて>
―――――ウタヒメドリームオールスターズとして2枚目となるCD「ノーギフテッド」発売、改めておめでとうございます。初めて楽曲を聴いた時はどんな印象でしたか。
最初は「ウタヒメドリーム」を私達の曲として歌って、次にみんなで歌う曲はどういう曲を歌うのかなと思っていましたが、初めて聴いた印象はなんだかエモーショナルな感じがして…。
(収録当時は)ウタヒメのキャスト同士でも、「エモいよね」って話した記憶があります。
―――――収録は「ウタヒメドリーム」と同じタイミングでしたか。
少し後でした。
「ノーギフテッド」は私の前にも確か(鈴木)杏奈ちゃんが収録していて、杏奈ちゃんの歌を聴きながらレコーディングした気がします。
「ウタヒメドリーム」は元気ハツラツでポップな感じですが、同じ明るい曲でも「ノーギフテッド」はそれとはまた違うイメージがあります。ウタヒメドリームは2年目になったばかりですが、「ノーギフテッド」を聴くと、もっと前から(プロジェクトが)続いているような、思い出を振り返っているような、今も不思議な感覚になります。
―――――花耶さん演じるHiRENはおとなしいキャラクターで失恋ソングを中心としていますが、キャラクターとして歌うことに加え、明るい曲となると、さらに歌唱が難しくなりませんか?歌う時に意識していることがあれば教えてください。
私も「ウタヒメドリーム」の収録の時に(難しいと)思いました(笑)
HiRENちゃんのことを意識しつつ…ただ私がそもそもある程度重めな歌い方なので、ちょっと軽めな歌い方を意識しています。あとは、私は収録する時に歌詞カードの横にHiRENちゃんのイラストをいつも置いていて、HiRENちゃんを頭の中で常に意識するように心がけています。
―――――イラストを置いているのですか!?
『神曲リレー100』の収録の時も、毎回置いています(笑)
少し前までは初期にいただいた資料のイラストを置いていました。
最近はiPadで歌詞を見ているので、その画面に貼り付けていて、とにかく自分の目に入るようにすることで、視野にキャラクターを入れながら歌う傍でキャラクターを意識するようにしています。
―――――そうだったのですね。知りませんでした(笑)
―――――楽曲そのもののお話に戻りますが、歌っていて気持ちの良いところや、楽曲そのものに対して「ここいいな」って思うところありますか。
最初に、みんなで歌い出しに入るところが一番気に入っています。そこの数秒で、先ほどお話しした「エモさ」を感じるというか…。気持ちが溢れてくるような臨場感が詰まっていて、私はそこが好きですね。
―――――先日開催された2ndライブでも1曲目で披露されていましたが、全員で歌い出して始まる演出は印象的でした。
ありがとうございます。
―――――ウタヒメドリームではソロで歌う機会の方が多いと思いますが、全員で歌う時は一人で歌う時と何か意識を変えていることはありますか。
今まで誰かと歌う機会は、合唱などを除くとあまり無かったので、それについて考えたこともありましたが、キャストの皆さんの歌を聴いていて、それぞれが自分らしく歌うようにしているのではないかなと思って…。なので、皆さんや誰かに合わせるということは特にしていません。
<TVアニメ「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」、全国お渡し会について>
―――――「ノーギフテッド」はTVアニメ「俺は全てを【パリイ】する」のエンディング曲ですが、アニメはご覧になられましたか。
見ています!「パリイ」本当に面白くて、主人公がどんどん周りを味方につけながら成長していく感じが好きです。すごく平和な気持ちで見ています(笑)
あとは自分たちがエンディング曲を担当しているので、その映像を見ると不思議な気持ちになります(笑)
TVで観た後に配信サービスでまた観て…って2回観ています。
―――――9月からはそんな「パリイ」の看板も背負っていただき、お渡し会を控えてらっしゃいますが、ウタドリとしても初めての地方イベントになりますね。意気込みはありますか?
すごく楽しみです!「ウタヒメドリーム」で全国各地に行けること自体が楽しみですが、楽曲が本当にいい曲なので、「ウタヒメドリーム」が多くの方に触れていただける機会になればいいなって思います。
―――――花耶さんは東北の2会場に訪問いただきますが、東北に行くのは初めてですか。
初めてで、なので本当に楽しみです。何かおいしいものを…食べたいですね(笑)
地方で東京のライブに来ることができない人もいると思うので、そういう方たちに向けて、ウタヒメドリームの魅力を伝えられたらいいなと思います。
<花耶さんと「ウタヒメドリーム」について>
―――――先日、公式Xでは1周年企画の実施させていただきました。花耶さんにはコメントを頂き、生配信にもご出演いただきました。
プロジェクトの1周年とともに、花耶さんご自身も声優活動が丸一年、となったと思いますが、声優としてのこの1年はいかがでしたか?苦労された点などありますか。
未知の世界だったので不安はありましたが、すごく楽しかったです。
レコーディングはどれも楽しくて…ただ自分がまだまだ未熟な部分が多いので、お芝居の時は技術面で悩んだりします。その辺りはこれから成長していきたいなって思います。ただ全体的には本当に楽しくて、声優のお仕事も前向きに続けていきたいと思っています。
―――――少し記憶を遡っていただくことになりますが、一年前はどのようにHiRENを演じることが決まったのでしょうか。
私の場合はウタヒメドリームのプロデューサーさんがYouTubeで私を見つけてくださって、「HiREN役をやりませんか」とお話をいただいた形でした。
―――――オーディションではなかったのですね?
はい。オーディションではなくて。
他のウタヒメの皆さんはオーディションの裏話をYouTubeでしていたりしますが、私の場合はそうでした。一応、他のウタヒメのオーディション課題曲もいただいて歌ってみましたが、自分の中でHiRENちゃんを演じたいっていう気持ちがあって、そのままHiREN役に決まりました。
―――――「HiREN役」という依頼となると、未経験の声のお芝居の依頼も同時に来たことになりますが、引き受けることに怖さはありませんでしたか。
すっごく怖かったです!(笑)
「未経験なのに大丈夫かな」ってずっと思っていました。
役のご依頼をいただいたタイミングでキャラクターのボイスも収録して送ったのですが、いかんせん声のお芝居をやったことがないので、演技の部分でお話が白紙になってしまうかも、とか…。そういう不安はありました。
―――――そうだったのですね。改めて役が決定したとき、以前その場に桜木舞華役の鈴木(杏奈)さんもたまたま同席されていたと伺ったのですが。
そうですね。私にHiRENちゃん役のお話をいただくより先に、杏奈ちゃんはもう(桜木舞華役の)オーディションもひと通り終わっていて、確か私がHiRENちゃん役に決定するタイミングでは、杏奈ちゃんも舞華ちゃん役に決まっていたはずです。
たまたま、プライベートで杏奈ちゃんとご飯に行っていたタイミングで、私のマネージャーさんから「HiREN役としてウタヒメドリーム決まりましたよ」って連絡が来て、とっても嬉しかったです。
―――――鈴木さんとはプライベートでも仲いいと思うのですが、「ウタヒメドリーム」の話をされたりもしますか?
話します!「こういうのを歌ったよ」とか、「もっとこういうことやりたいね」とか、話します。
あとはずっと「アニメ化をしたいね」っていうのはもうずっと話していて…。「アニメどうなるんだろうね」「声優さんは誰になるのかな」とか、そういう話をしています。
―――――今後の展開が楽しみですね!
―――――演技のお話を伺いたいのですが、HiRENは感情の起伏が少ないキャラクターですが、何か演じる上で意識されていることはありますか。
歌もお芝居もだと思うのですが、HiRENちゃんは表に出さず感情を秘めている子だと思います。熱い気持ちがあるけれど、それをシャットダウンしているというか。気持ちの全ては出さないけれど、秘めているものがあると伝わるように…という意識をしています。
HiRENちゃんのそういうところは、私自身の性格にも通ずるところがある気がしています。気持ちがあまりうまく出せないところが、私にもあるので。すごくやりやすいです。
―――――ご自身と共通点があると演じやすいかもしれませんね。
本当にHiRENちゃんは私と似ています(笑)
役のお話をいただいた時、私のマネージャーさんが勘違いして、「花耶の幼少期のエピソードとかを全部どこかで集めて、花耶に依頼するためにキャラクターを作ったのではないか」って(「ウタヒメドリーム」の)プロデューサーさんに尋ねていたほどです。
顔のホクロも同じところにありますし、HiRENちゃんの設定の学生時代のエピソードも、私自身とすごく似ているところがあって(笑)
ただ、HiRENちゃんの気持ちはそういう意味では理解しやすいですが、もっと知りたいです。あくまでHiRENちゃんを私ではなく一人の人間として、ちゃんと表現したいと思っています。
―――――HPに掲載しているインタビューで、以前鈴木さんにも同じ質問をしたのですが、HiRENの衣装を着てライブでパフォーマンスをされる時、ファンサービスやファンの皆さんへのリアクションはどうされていますか?
私はあくまでもHiRENちゃんとしての目線から一つ一つを気にしてステージに立つので、ファンサービスは控えるようにしています。ただ、キャスト全員で歌う曲の時は「明るく行くぞ!」って気持ちになるので、全力でニコニコしています(笑)
…杏奈ちゃんが何て答えているかが気になります(笑)
―――――音楽のお話に戻りますが、HiRENとして、この先歌ってみたい曲はありますか?
他のところでも言っていますが、(水月)ひかりちゃんとライブでデュエットをしたいです。「淋しい熱帯魚」を歌ってみたいです。切ない曲をお互い歌うキャラ同士、二人でやってみたいっていう気持ちがあります。笑顔も控えめで、(真白)清美ちゃんと(高木)凛ちゃんのコンビと対極的になりそうな感じがして、いいなって思っています。
個人的に歌いたい曲は、私が平成世代なので、失恋ソングは西野カナさんが定番かなと思っています。挑戦してみたいのは「会いたくて 会いたくて」などでしょうか。
―――――今は昭和歌謡を中心に曲をリリースしているHiRENですが、世代という点でも曲の幅が増えることで、より多岐にわたる楽しみ方をしていただけそうですね。
―――――”失恋ソング”と聞くとカテゴリとして狭いように感じますが、歌う場面や聴く場面は、意外と日常のあちこちにありますよね。ストレスの発散としてカラオケで歌ったり…。
そうなんです!
失恋シンガーとしてイメージをもっと強くしていきたいですね。いろんな人が「失恋ソングを聞きたい」って思って聴いてくれるようになったらすごく嬉しいです。
<今後について>
―――――最後に、ウタヒメドリームの今後の展開への意気込みはありますか?
豊洲PITでのイベントは、聞いた時本当にびっくりしました。「ウタヒメドリーム」最大規模のイベントとのことで、その頃にはもっとウタヒメの声優みんなの絆も強まっていると思いますし、今までのライブでは見せられなかった姿や、成長も見せていけたらいいなと思います。
―――――では最後に、ファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
「ウタヒメドリーム」のファンの皆様は本当に温かいと感じています。SNSでの反応や、ライブで行うお見送り会で、お客様のすごく楽しそうな反応がすごく伝わってきます。私は「ウタヒメドリーム」も、このプロジェクトのファンの皆様も大好きです。
地方のお渡し会イベントは、普段なかなかライブに足を運べない方々に、自分たちから会いに行けるというすごく貴重な機会だと思うので、大切にしたいなと思いますし、もちろん今回のイベントだけではなく、「ウタヒメドリーム」の魅力を今後ももっと伝えて、音楽で表現していきたいと思うので、引き続き応援していただけたらとても嬉しいです。